韓国タクシーの色の種類
韓国のタクシーは「黒・シルバー・白・オレンジ」が主流で、だいたい四つの色で分けることができます。
(近年は他の色もあるらしい)
オレンジ・シルバー・白色のタクシーは「一般タクシー」といいます。
黒いタクシーは模範タクシーと呼び、高級車両で他の色のタクシーと比べ料金も高いほうです。
(そりゃ模範だからねぇ・・)
黒色のタクシーは(模範タクシー)は、料金が高いから他の「オレンジ・シルバー・白い色のタクシー」を選んで乗ったほうがいいよ。
でも「オレンジ色のタクシーはソウル市が運営しているから、韓国でタクシーに乗る時はオレンジ色がいいよ」
私は友人からそう習いズッと信じていました。
韓国のタクシーは何故オレンジ色が多いの?
なぜかというと2010年ソウル前市長のオセフンさんが、
「NYのイエローキャブのように韓国を代表するタクシーを作ろう」
ソウルタクシーのデザインを統一したら、外国人が韓国ドラマや映画を見てソコがソウルだと認識してくれて、ソウル市のブランドイメージが高くなることを期待しています。という事をいわれて誕生しました。
NYが黄色なら、ソウルはオレンジだ。
ということらしい(笑
「超☆危険」 実はオレンジ色のタクシーは2種類ある!!
「超☆危険」 実はオレンジ色のタクシーは2種類ある!!
オセフンソウル前市長が在職当時に、ソウル市長はソウル市内の代表タクシーにオレンジ色を選んで、
「HAECHIタクシー = ヘチタクシー」と名付けられたのはいいのですが、
実はこのヘチタクシー、色々な会社が統一ブランドとして「HAECHIタクシー」として運営されているそうです。
※オレンジ色でライオンマークはソウル市営タクシーって習った(違います!!)
同じオレンジ色の車体でも、ソウル市運営の公式指定タクシーは「International Taxi」でHAECHIタクシーとは別物なんだそうです!!
多くの方は、「International Taxi」という言葉が抜けて、
オレンジ色のタクシーは「ソウル市営タクシーで安心・安全」となってしまったようなのです。(私の周りだけ?)
オセフンソウル前市長のアイデアで誕生したヘチタクシーですが、
他の「シルバー・白色」タクシーと料金体系は同様で、
著しいサービスの向上もなく色だけを変えて登場した模様で・・・
インターナショナルタクシーと全く同じ色で、台数的には大半がHAECHIタクシーです!!
韓国のタクシーは「オレンジ色が市営で安心・安全」と教えてくれた友人も
「International Taxi」という存在をを知らずに私に伝授してくれたのでしょう。
違和感が襲ってきた記念すべき日
1人で夜景でも楽しもうと閉館間際の「南山タワー」へ。
1日中アチラコチラ観光し疲れていたのもあり、帰りはタクシーで帰ろうとタクシー乗り場へ。
タクシー乗り場へ行くと長蛇の列。
「どれ位ならぶのかなぁ?」思いながら列に並ぼうとすると、
タクシー乗り場とは反対の場所で、
「コッチへおいで」ニコニコと手招きをするオレンジ色のタクシー運転手。
「私?」ジェスチャーをすると
「うんうん」にこやかに手招きをする。
「???」
その当時は「オレンジ色のタクシーは安心・安全」そう習って信じていたので、
違和感を感じながらも呼ばれるがまま素直に向かう。
「どこに行くの?」
明洞のホテルだったんですけど説明するのが難しかったので「世宗ホテルへ行って欲しい」伝えると。
「日本人ですか?」急に片言の日本語を喋りだす。
「はい」
「いつから来ていますか?何泊していますか? いつまでいますか?」
「1週間 韓国に滞在予定だ」伝えると、
「日本は好き」だの色々喋りだした。
笑いながらお喋りをしていたら、世宗ホテルの前についたので料金を払おうとメーターをみると稼働していなかった。
1日中歩き疲れ、日本語で話しかけられ続けていたのでメーターの事を忘れていた。
私 : いくらですか?
運 :100.000ウォンです
私 : はぁ? 怒っ
運 : 韓国のタクシーは夜になると高くなります。平然と言ってのける運転手。
私 : 関係ないです。いくらですか?
運 : 本当に韓国のタクシーは夜は高いです。
私 : 関係ない。いくら? 押し問答が始まる(笑
運 : 仕方ないですね。じゃあ70.000ウォンで
一気に30.000下がった。
疲れていたのに一気にテンションが上がりニヤケが止まらなくなってきた。
私 : はぁ? いくらなん? さらにキレ気味で言うと、
運 : 50.000ウォンで
これは常習犯すぎて笑えてきた。
私 : 本当はいくらなん? 声をあらげる。
運 : コレが本当の料金です。
私 : いやいや。メーターがおかしいでしょ? 何故 稼働させてない?
運 : 無言・・・・
私 : いくら?
運 : じゃあ30.000ウォンで。
まだ下がると思いましたが、日本で同じ距離を乗ると¥3.000-はかかるから「まっ、いいか」的に30.000-を払う。
アレっ?
オレンジ色のタクシーは「ソウル市営タクシーで安心・安全」とか言っていたけど、
中には違法な事をする運転手さんもいるんだな。
管理が行き届いていないなんて・・・それ位にしか考えていなかったのですが、
帰国して調べると、
オレンジ色のタクシーは「ソウル市営タクシーで安心・安全」は大きな勘違いで、
ソウル市内に走っているオレンジ色のタクシーは大半が民間会社が運営している「HAECHIタクシー」で
市営ではない。
本当に気をつけて!! となりました(笑
ぼったくりに遭った時の注意
帰国して、韓国人のお友達にこの出来事を話すと
「何故お金を払う? 何故、警察へ行かなかった?」激怒される。
まず私の間違いは
1.タクシー乗り場の列のタクシーに乗らなかったこと。
2.メーターを確認しなかったこと
3.滞在日数に答え、行先を「世宗ホテル」と告げたこと。
以前の世宗ホテルは、まぁまぁホテルの部類に入っていたらしく、
1週間も世宗ホテルに宿泊=お金を持っている。と判断されてボッタくりに遭ったらしい。
「あなたみたいな日本人がいるから違法タクシーは後を絶たない」とまで言われる始末(笑
その時に習ったのが、
タクシーに乗ったらメーターが稼働しているか必ず確認。
メーターが稼働していなかったら「メーター」と必ず指摘。
運転手さんの様子がおかしかったり、メーター料金の他にチップを要求してきたり、
お釣りをごまかしたりされたら、運転許可証を撮影。
領収証をもらい車のナンバープレートも撮影。
「タクシー協会や警察へ通報するように」と教わりました。
多くのタクシーの運転手さんは車内で携帯で写真を撮られるのを嫌がります。
運転許可証を撮影するふりでも効果があるようです。
全部が全部悪い人ではありませんが、本当に気をつけて!!
※タクシー話はシリーズ化になります(笑