ラブレイン(사랑비)
2012年KBSにて公開されたドラマで不朽の名作
「ラブレイン」は“韓流マエストロ”のユン・ソクホ監督の6年ぶりの復帰作として当時は大きな期待を集めた作品。
シンドローム的人気を呼んだ「秋の童話」(2000年)と「冬のソナタ」(2002年)を思い出させ、
もうひとつの「韓流ドラマ」になるハズだった・・・
ラブレイン(사랑비)
タイトル | ラブレイン | |
韓国語 | 사랑비 | |
放 送 | 2012年3月26日~5月29日 | |
脚 本 | オ・スヨン | |
演 出 | ユン・ソクホ | |
回 数 | 20話 | |
出演者 | ソ・イナ | チャン・グンソク |
ソ・ジュン | チャン・グンソク | |
キム・ユンヒ | ユナ ( 少女時代 ) | |
チョン・ハナ | ユナ ( 少女時代 ) | |
ハン・テソン | キム・ヨングァン | |
イ・ドンウク | キム・シフ | |
イ・ソノ | キム・シフ | |
キム・チャンモ | ソ・イングク | |
キム・ジョンソル | ソ・イングク | |
配 信 | primevideo / FOD | |
公式サイト | http://loverain.jp/intro/ |
相関図
相関図
tv愛知さんよりお借りしました(ご当地の相関図を見つけきれなかった)
注目キャスト
当時から主演2人の知名度はあったのですが、このドラマには注目すべき人が複数いらっしゃいます。
ユナ
言わずと知れた少女時代のユナですね。
数あるヒロイン候補の中から、ユン・ソクホ監督とチャン・グンソクが選んだヒロイン。
名前 | ユナ |
ハングル名 | 林 潤娥 (윤아 / YoonA) |
本名 | イム・ユナ |
誕生日 | 1990年5月30日 |
年齢 | 34歳 |
血液型 | B型 |
出身地 | ソウル特別市 |
活動期間 | 2007年 |
身長 | 168㎝ |
主な出演作品 | ラブレイン |
THE K2 | |
ビッグマウス | |
キング・ザ・ランド |
ウルトラマン ユナは可愛いすぎました
ビックマウス見られました?
私は号泣でした。
キム・ヨングァン
名前 | キム・ヨングァン |
ハングル名 | 김 영광 (金英光 / Kim Young-kwang) |
本名 | 同じ |
誕生日 | 1987年1月11日 |
年齢 | 37 |
血液型 | B型 |
出身地 | 仁川広域市 |
活動期間 | 2006年 |
身長 | 189㎝ |
主な出演作品 | ラブレイン |
ピノキオ | |
ウチに住む男 | |
初対面だけど愛しています |
モデル出身の彼。
主な出演作品は3つしかあげていませんがまだまだ沢山あります。
ラブレイン出演当時は「・・・」だったのですが、今となっては売れっ子ですね(笑
彼も気になる方で色んな作品を見させていただいております。
ソ・イングク
名前 | ソ・イングク |
ハングル名 | 서인국 ( 徐 仁國 / Seo In-guk) |
本名 | 同じ |
誕生日 | 1987年10月23日 |
年齢 | 37歳 |
血液型 | B型 |
出身地 | 慶尚南道蔚山市 |
活動期間 | 2009年 |
身長 | 180㎝ |
主な出演作品 | ラブレイン |
元彼は天才詐欺師 | |
ショッピング王ルイ | |
空から降る一億の星 | |
ある日、私の家の玄関に滅亡が入って来た | |
美男堂の事件手帳 |
ラブレインが役者デビューだったのに化けましたね彼。
ラブレイン出演時は正直「・・・」でした。
今となっては「KISS職人」の内の1人ですよ。
彼の作品は暴力もの?グロイもの?以外はほとんど見させていただきました。
彼の演技には心底驚かせられますし「空からふる一億の星」の彼の演技は鳥肌もので圧巻でした。
ファン・ボラン
名前 | ファン・ボラン |
ハングル名 | 황보라(黄寶羅 / Hwang Bo Ra) |
本名 | |
誕生日 | 1983年10月2日 |
年齢 | 41歳 |
血液型 | O型 |
出身地 | 釜山広域市金正区 |
活動期間 | 2003年 |
身長 | 164㎝ |
主な出演作品 | ラブレイン |
サム・マイウェイ | |
キム秘書はいったいなぜ | |
真心が届く |
彼女もまたラブレイン当時は「・・・」だったのですが、
もうあのキャラクターが彼女なんですね(笑
どの作品を見てもそんな感じで、一番 強烈だったのは「キム秘書はいったいなぜ」のポン課長でしょう(笑
上記のキャストさん出演の点から見ても、別の意味で面白い作品だと思われるので、見られていない方々には見ていただきたい一点ですね。
※写真は全てラブレイン当時のモノで集めましたので
ビジュアルに悪意がアル訳ではございません。
画質は上げておりますのでお許し下さい。
あらすじ
하나 둘 셋 3초만에 나는 사랑에 빠졌다.
[ハナ・トゥル・セッ サムチョマネ サランエ ッパジョッタ]
1・2・3 3秒で私は恋におちた。
70年代、ソウル。韓国大学美術学科の学生で御曹司のソ・イナ(チャン・グンソク)は、わずか3秒で恋に落ちてしまった―。
大学時代(70年代)に出会い、お互いの想いを成就させられなかった男女。
時を超えて(2012年)それぞれの息子と娘が新たな出会いを果たし運命のラブロマンスが始まる。
単なる恋愛ではなく、人間の感情や人生の複雑さを扱った
「愛と別れ・友情と葛藤」を描いた感動的な物語で、
何気ない日常に潜む「かけがえのない瞬間」を通して、
愛と友情の尊さを思い出させてくれます。
幼い頃、両親の離婚により恋愛に不信感を抱いていたジュン(チャン・グンソク)。
ジュンは「3秒で女を落とす」と豪語するプレイボーイで名を馳せていた
ジュンは、チョン・ハナ(ユナ)と偶然 北海道で出会ったことで彼の人生が変わっていく。
一緒に見ると恋に落ちるという「ダイヤモンドのsnow」を、一緒に見たのが運命的な愛の始まり。
制作企画意図
雨も、愛に似ています。
雨は幸せな時も哀しみの時も、等しく降りそそぎます。
雨の降る日、私たちは一緒に過ごす温かさに幸せを感じ、
雨の降る日、むかしの思い出の苦さに涙します。
雨が降る日には愛の幸福感と哀しみの思い出が私たちの心に降りそそぎます。
このドラマでは、‘愛の瞬間’を愛の属性にも似た‘雨’を通じて描いてみようと思います。
ユン・ソクホ監督の企画意図を一部抜粋しました。
このドラマをみるまでは、
雨というものは、人間が生きていく上で必要なもので面倒なもの。
どちらかといえば嫌いな部類でした。
その雨を人の感情を表すものとして題材に取り入れられ
「いとおしさ・せつなさ・くるしさ・くるおしさetc・・」
見ごとに表現されて企画意図の通りの演出でタイトルと映像の表現がマッチしていることに拍手でした。
まさに「ラブレイン(사랑비=愛の雨)」でした。
この作品はおそらく過去一再生している作品では(笑
視聴率不振に悩んだ理由
出演者にも恵まれラブレインは“韓流マエストロ”のユン・ソクホ監督の6年ぶりの復帰作として期待を集め、
もうひとつの「韓流ドラマ」の成功となるハズだった。
何かの策略か? と思わされるほどに視聴率は低迷し評価が悪くなってしまった。
当時の裏番組に影響されてしまったようで・・
・光と影 (MBCテレビ)
・ファッションキング
・トラッカー・ザ・チェイサー(SBS.)
本当に視聴率が伸びてなかった。
ドラマが制作される前から韓国ドラマ史上最高価格で日本に販売されており、海外輸出ドラマとして大ヒットし、
制作会社もKBS2TVも大きな損失を被ることはなかった。
日本への輸出額は90億ウォンで、韓国ドラマとしては最高額となった(2011年当時)
ドラマが制作前から過去最高額にて日本への輸出が決まっていたので「赤字なし」
なのですが、チャン・グンソクとユナの出演が面目を失ってしまいましたね。
過去最高輸出価格の90億ウォンで日本に販売。
日本の韓流文化の恐ろしさですよ・・・(汗
もう一つの敗因が、70年代のお父さん・お母さんの
「お互いの想いを成就させられなかった男女」
この時代背景&描写が、ご当地韓国でも厳しかった(笑
私も苦手な人の内の1人なんですけど、
70年代・2012年、通して視聴していただくのがこの作品の良さが本当に伝わるのですが・・・
無理な方は、6話目?「ダイヤモンドスノー伝説」北海道編から視聴されるとすんなり入っていけるかと。
そこから視られても1つのストーリとして成り立っております。
北海道ロケ
ラブレインの劇中には、1970年代当時の韓国の面影、キャスト達を美しく浮かび上がらせる色彩など、
こだわりが詰め込まれているそうです。
これは、ユン・ソクホ監督の特徴的な持ち味の一つでもあり、定評ある独特の雰囲気としても知られています。
そんなユン・ソクホ監督が影響を受けていたのが、日本のドラマ『北の国から』で知られる倉本聰監督。
ユン・ソクホ監督が何度も訪れているという北海道・富良野でのロケとなったようです。
北海道編を始めて見たときに「んっ?北の国から」と微妙な感覚を得ていたのは正解だったようですね(笑
ラブレインのロケは「一般社団法人 旭川観光コンベンション協会 フイルムコミッション様」の
協力があって素敵な映像になったのかな?
制作から12年も経っているので現状を維持できている場所は少ないのかもしれませんが
「一般社団法人旭川観光コンベンション協会」よりロケ地マップまで出ていますね。
ここまで細やかに作成するのは大変だったでしょうね。
ユン・ソクホ監督&韓流スター達のネームバリューの影響力を考えた時の経済効果を
考えたらそうなるのかもしれませんがコレは本当にすごい!!
フイルムコミッションとは
フィルムコミッションとは、映画やテレビドラマ、CMなどのロケーションを誘致し、
撮影がスムーズに進行するようサポートする非営利団体のこと。
(多くは自治体が中心となって組織化されている)
もっとわかりやすく説明するとなれば、映画やドラマを企画・制作する過程で
ロケ地やエキストラなどを探すの大変でしょう?
ケースバイケースではありますが、制作側が全部ロケ地を探すのではなく
フイルムコミッションへ依頼してロケ地候補をだしてもらえる。
(逆 営業パターンもなきにしもあらず)
ロケーションされた映画やドラマを通じて、地域の知名度や地域愛着度を向上させ、
観光客の増加に繋げようとするのが目的の一部で、
直接的・間接的な経済効果が見込め地域活性化策の一つ。
金銭の収受を伴うことなく無償で制作支援を行うこと、窓口を一本化しロケーション情報の提供や、
公的施設などを利用する際の許認可調整を行うこと、作品内容を問わないことの三つが要諦。
近年は人気ドラマのロケ地を訪れる訪日外国人旅行者も多いので、非営利団体として貢献している。
各地方に存在していると思われるので、エキストラ登録をしていれば「映画・ドラマ・CM」に
出演できるかもしれませんし、大きく夢を見れば「憧れの俳優さん」の、お役に立てる日がくるかもしれません。
あとがき
ダイヤモンドのsnowを見た帰りの露天風呂で、
俺の親父は初恋を忘れられずにいたんだ、そのせいで母さんも苦しんだ
だから俺は愛なんて信じない・・・
「でも、お前に会って、初めてこんな気分になった、」
「하나 둘 셋」3秒数えると、
ジュンは自分を見つめるハナの視線に強く惹かれ、「이런 기분 처음이야 こんな気分 初めてだ・・」
無意識のうちに彼女を抱きしめた。
これがジュンの心を初めて鼓動させた決定的な瞬間でもあり、二人の間で始まる微妙な空気(関係)を作り出した。
70年代の「하나 둘 셋」を始めて見た時に、催眠術じゃあるまいし3秒カウントしたら恋に落ちるなんてバカげてる。
画面に向かって呟いたのをよくおぼえています
(暴言を吐いてすみません)
ですが、この温泉の中で3秒数えられた瞬間「キュン」ってなってドキドキした(笑
現実的に「脳は0.1秒で恋に落ちれる」脳科学的にある話みたいなので。
ユン・ソクホ監督は脳科学は意識していないと思われますが素晴らしい。
上記にも書きましたが、
単なる恋愛ではなく、人間の感情や人生の複雑さを扱った「愛と別れ・友情と葛藤」を描き、
何気ない日常に潜む「かけがえのない瞬間」を通して、愛と友情の尊さを訴えかけてきて、
なによりも「待つこと・耐えることの美学」これにつきましたね。
2012年当時は多くの方々が、こと細やかにドラマの解説をされており、
時代がVODもなく直接KBSのサイトへ入って見るかDVDを買うしかなかったから、
多くの方へドラマの良さや出演俳優の良さを伝えてくれていたのでしょう。
その熱量には本当に尊敬の念と頭が下がる思いしかありません。
ホワイトガーデンの映像をYouTubeよりお借りしました。
もう今は当初の面影をほとんど残されておらず変わり果てていますが、
何度、訪問してもキュンキュンする場所ですね。
お庭の黄色い倉庫と2階の黄色の冷蔵庫は健在です♬
チャルス好きだったなぁ
このcafeは幾度となく名前を変えて、現在は「ガーデンポエト」さんとして、
営業中であり色んなドラマのロケ地としてまだまだ活躍中でございます。
写真をクリックすると、Instagramに飛べます♬
基本的に私は、新旧問わずに「ドラマのタイトル・脚本・出演者」で見る作品を決めており、あらすじ・解説・ネタバレetcは見ないので、もの足りない内容に感じるかもしれませんがソコは・・・。
※blog内では各 俳優さんを呼び捨てに書いておりますが、
各々の俳優ファンの皆様を尊敬しておりますのでご了承下さい